座頭からのご挨拶
 村芝居から房州白浜座ま で

 



 座頭 ・ 中本 行政






















 ★「たてやま村歌 舞伎保存会」・「安房の人形浄瑠璃復活
   をめざす会」から「房州白浜座」につながる歴史
 南房総市の丸山地区には「谷頭座」という人形浄瑠璃の舞台
 があり、大 正末期までは公演が行われていました。安房の人
 形浄瑠璃は江戸末期から大正10年にかけて、小屋掛け、ヨシ
 ズ掛で2座が興業をおこなってたという記録があります。古い
 浄瑠璃人形もいまでも保存されています。
  また、神楽としての子供が演じる「三番叟」は南房総市・丸山
 地区の「加茂神社の八朔祭」や白浜町・乙浜地区の祭りで現
 在も奉納されています。
    一方、昭和30年代まで、村まつりの一つとして行われてい
 た古茂口・藤原村歌舞伎を復活させようと、平成14年1月に、
 市教育委員会の協力で「古茂口・藤原村歌舞伎保存会
 立準備会」が発足し、同年10月に、「鎌倉三代記」復活公演を
 実現しました。その後一地区だけの伝統にとどめることなく、
 ふるさと館山の郷土伝承文化として、継続させることを目的
 に、これまでの「古茂口・藤原村歌舞伎保存会設立準備会」
 を発展的解散し、平成15年11月22日、「たてやま村歌舞伎
 保存会
」が立されました。平成17年8月房南中、10月に「南総
 里見フォーラム2005」で、40代中心の後継者が、平成14年に
 復活公演し「鎌倉三代記」を再演しました。 平成18年10月「南
 総里見フォーラム2006」では、新旧の役者が「安達が原三段
 目袖萩祭文の場」を競演し好評を得ました。千葉県生涯学習
 フェスティバルに「白浪五人男」で、女歌舞伎が旗揚げ公演を
 果たしました。平成15年度から財団法人伝統文化活性化国民
 協会の助成を受けて「こど も歌舞伎教室」を開講し,その受講
 生が「南総里見フォーラム」で 「白浪五人男」を成果発表しま
 した。以後、平成18年度まで、四期続けています。

  その後、「たてやま村歌舞伎保存会」の中から「安房の人形
 浄瑠璃復活をめざす会
」が平成17年5月に発足しました。

   更に南房総市白浜地区で長年邦楽の研鑽をしていた現座 頭(中本行政)を中心に平成24年(2012年)から義太夫協会の
 女義の師匠について研修をはじめたので、平成26年6月に
 「房州白浜座」を発させました。併せて不足していた人形を制
 作して演目増やすべく、「白浜座人形制作教室」も同時に開
 設いたしました。

 今後とも技術の研鑽をはかるとともに、地域の伝統文化普及・
 観光産業の興隆などに努めたいと思いますので、関係各位の
 皆様の一層のご指導ご鞭撻をお願い申し上げます。






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   たてやま村歌舞伎
     三人吉三

  
  安房の人形浄瑠璃復活を
  めざす会・傾城阿波鳴門

 
  房州白浜座・壺坂霊験記
 白浜町フローラルホールにて

 
 房州白浜座・人形制作教室
   アトリエ小川好子にて


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